戒壇めぐりで有名な、お大師様のふるさと『総本山善通寺』に行ってみた

戒壇めぐりで有名な善通寺へ

せっかく香川に来て、レオマの森でカニ食べるだけで帰るのはもったいないね。と、貧乏根性が抜けないので、今回も案の定ゆったり旅にはならず、すぐ近くの『善通寺』へ行ってみることにしました。

レオマの森から30分くらいで到着します。

ひと山越えて、本当に合ってるの??て思ってたら、見えてきましたよ、立派な五重の塔が。(運転中の為、写真はないです。)

ここで五重の塔を見るまで、善通寺に五重塔があるの、すっかり忘れていましたわ…。

戒壇めぐりのイメージが強すぎて。

駐車場は善通寺の裏側に位置するところにあります。(料金は200円)

裏側だったということは、お参り順路を逆走しながらしばらくたって気づきました(笑)

戒壇めぐりの前情報しかなかったので、わからないこといっぱいあったけど、凄く勉強になりました。

御本尊は薬師如来

善通寺の御本尊は薬師如来様。本堂の金堂へおまつりされています。

お唱えは

『おん ころころ せんだり まとうぎ そわか』

です。

うちは、もともと真言宗なので、お葬式とか法事とかの念仏でよく耳にしていたお唱えですね。

空海・弘法大師・お大師様は全部同じ人!?

境内をまわっておりますと、よく目にする像や言葉が「空海・弘法大師・お大師様」です。

「もぉー、空海とか、弘法大師とか、お大師様とか、いっぱい人が出てきてややこしいー!誰の所縁のお寺なん??」

って言うと、父親に

「あなたはほんとに天才!!全部同じ人です~。」

と、言われました。

初めて知りました。

ほんとに私は、無知です。

もっといろんなこと、勉強して吸収していきたいと、強く思いました。(笑)

東院の五重塔

逆走しながら、やっと正面入り口に辿りつきました。

ほんとに立派な五重塔でした。

青空とのコントラストが美しかった。

五百羅漢

総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は東院と西院に分かれており、その東院の周りをぐるりと取り巻くのが五百羅漢です。

五百羅漢とは、500人の羅漢やその像の集まりを言います。

500人の羅漢とは、お釈迦様御入滅後、正法を後の世に伝え残すための結集に集まった仏弟子のことを言います。

その、第一回結集に集まったときの様子を表したのが五百羅漢像だといわれています。

なので、500体の羅漢像は1つとして同じものはなく、さまざまな身なりや仕草をしています。

「本当に500体あるの~???」

と、またまた子供のような好奇心が湧き上がり、東院をぐるりと一周して、500まで数えました。

ありました。ごめんなさい。

仁王像です。かなり古いので、顔の凹凸がはっきりしてなく、怖さはこれっぽっちも感じませんでした。

途中、境内の水がめが凍ってました。こんなに寒い中、500数えたなんて、本当に天才ですね。

いよいよ大本命の『戒壇めぐり』

完全に階段めぐりだと思っていました。

「真っ暗闇を歩く」んだよ。

あれが本当の真っ暗だよ。

という前情報のみで行ってきました。

料金は500円です。宝物館見学とセットになっております。

戒壇めぐりとは、

「宝号を唱えながら歩き、大師と結縁する道場である

??

よくわからないけど、お大師様と縁を結べるらしいです。

ざっと説明しますと、御影堂の地下に約100メートルの暗闇コースが造られており、真っ暗の闇の中を左手を壁にずーっとつけてそれだけを頼りに歩きます。

本当に真っ暗でした。

ちょうどスタートのタイミングが、お遍路さんの10人くらいの小さい団体と一緒になって、ガイドさんらしきお寺の人がついていたので、ラッキー!!と思い、ご一緒させてもらいました。

私たちはグループの一番最後についていってたんだけど、歩き始めると、前の方から

南無大師遍照金剛・南無大師遍照金剛・南無大師遍照金剛・・・

と、ずーっと聞こえてきます。

私たちは一番最後だから、まだ明るさがある頃に、前の方からおっちゃんが一人慌ててもどってきて

「わし、やっぱやめとこ、無理じゃ」といってました。

まじ!?!?(苦笑)

暗いのも怖いけど、「南無大師遍照金剛・南無大師遍照金剛…」という、その声がよりいっそう怖さを倍増させてきて、、、

コレが本当の真っ暗か。私は今真っ暗闇に入るのね。

わー、本当に無理かも・・・

と思っていたけど、前にいる父親の服を掴み、進んでいくと、すぐにぼんやり赤い明かりが見えてきました。

「弘法大師様のお声でお話が聞けますー」

と、ガイドさんが案内している小さな部屋にみんな集まると、テープレコーダー?か、なにかわからないけど、おじさんの声の話が聞けます。

この場所こそがお大師様が生まれた奥殿の真下にあたるところ「誕生の聖地」だそうです。

話の内容はほとんど覚えていませんが、(たしか1~2分のエンドレス)周りの人たちを見ていると、話を聞きながら号泣しているおばちゃんがいました。

!!!!!!!

まじ!?!?

真っ暗がよっぽど怖かったのか、話の内容がさぞかしありがたかったのかはわかりませんが、とにかくビックリしました。

たった100メートルと知っていても、出口は必ずあるとわかっていても、真っ暗闇は本当に怖いです。

心臓のドキドキが激しくなり、軽くパニックを起こしそうになり、引き返したくなります。

前にお遍路さんのお唱え集団がいても、ガイドさんがいてもそのレベルなので、もし私も一人で行ってたら完全に泣いていますね。

戒壇めぐりの目的

日常では体験できない本当の暗闇の中では、距離や時間の感覚もわからなくなります。

曲がりくねった通路を進んでいくとだんだんと方向感覚がなくなり、一種の混迷状態となってきて、参拝者はその混迷状態の中でおのずと神仏にすがり、出口に到達することで悟り(迷いから抜け出ること)を疑似体験できるのが目的。

人によっては、戒壇めぐりのあと、心がすっきりし、本当に新しい自分に生まれ変わったような気持ちになる人もいるようです。

迷いながらも、自分の足で一歩一歩ゆっくりでも歩いて、前に進まなきゃいけないんだ。

立ち止まっていても光は見えない、進んでいればきっと、その先にあたたかい光があるんだ。

と、少しだけ素直になれた気がしました。

戒壇めぐりは宝物館とセットになっていて、戒壇めぐりのあと、そのまま宝物館へいけます。

1人で行くのは怖いけど、行ったことない人は是非とも!!一度行ってみて~。

感じ方の大小はあると思いますが、少なくとも自分の「今」を見つめなおす、いい機会になると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

のまみづきです。 しまなみ海道のちょうど真ん中にある島に住むしまんちゅ(32) 好きなこと→説法聴聞・旅。ハマっているもの→マインドフルネス。昨日よりも今日、今日よりも明日が少しでも上向きになるよう日々努力して生きています。